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弁護士法人心 千葉法律事務所

交通事故で電柱にぶつけてしまった場合の保険

  • 文責:所長 弁護士 白方太郎
  • 最終更新日:2025年3月4日

1 電柱と衝突する交通事故を起こしてしまった場合

⑴ 警察へ連絡

電柱と衝突する交通事故を起こしてしまった場合、けが人の救護や救急車の要請、さらなる事故の拡大の防止をしたうえで、警察へ通報してください。

⑵ 自分が加入している任意保険会社へ連絡

今回の自損事故で使える保険がないか確認してみましょう。

2 ケガ人がいる場合

⑴ 運転者自身がケガをしている場合

人身傷害保険や自損事故保険などの特約に加入していればそれらの特約で治療費や、休業損害、慰謝料等が補償される可能性があります。

⑵ 他人にケガをさせてしまった場合

同乗者がいて、他人にケガをさせてしまった場合には、対人賠償保険を使用することになりますが、人身傷害保険で対応する場合もあります。

3 物件損害について

⑴ 電柱の賠償について

対物賠償保険を使用すれば、電柱の修復費用を賠償できます。

⑵ 電柱と衝突した車の修理費等について

事故が加入している車両保険で対応することになります。

⑶ 他人の物を損傷させてしまった場合

同乗者が持参していたスマートホンやタブレット、身に着けていた時計などが損傷した場合には、対物賠償保険で対応することになります。

4 人身傷害保険特約や車両保険に加入していない場合

⑴ 加入率

対人賠償や対物賠償保険は、自動車保険に加入している方であれば、ほぼ100%の方が加入していると思いますが、人身傷害保険や車両保険は、そこまで加入率が高いわけではありません。

人身傷害保険の加入率はおおむね8割程度で、車両保険の加入率はおおむね6割程度です。

⑵ 保険金額

人身傷害保険の保険金額は、対人賠償保険であれば無制限であることが多いと思いますが、人身傷害保険の場合は、3000万円とか5000万円という場合もあり、重度の後遺障害を残した場合などは不十分なこともあります。

車両保険についても、実際の修理金額などが賄えるだけの保険金額で加入していないこともあります。

⑶ 定期的に保険金額の見直しを

自動車保険の更新のタイミングなどで、改めて特約の見直しや保険金額の見直しをして、保険事故の場合に備えておくとよいと思います。

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